挙 式

明治時代、立花家の迎賓館として建てられた真っ白な西洋館。多くの要人が招かれたこの場所は、今もその気品と美しさを静かに湛えています。天井の意匠や、ランプシェイド。調度品のひとつひとつに、受け継がれてきた物語が宿る空間で、人前式もキリスト教式も、凛とした気品とやわらかな温もりに包まれて執り行うことができます。この場所で交わす誓いは、ふたりの記憶に、そしてゲストの心にも、深く刻まれることでしょう。

神前式は、おふたりのご縁を結んでくださった神様、そして命を授けてくださったご先祖様に感謝し、神々の御前で共に新たな人生を歩むことを誓う、大切な儀式です。幼いころから大切に育んでくれた親族の前で夫婦の契りを交わすその瞬間は、きっとかけがえのないものになります。

ガーデン挙式の舞台は、江戸時代の趣を今に残す御花の東庭園。爽やかな青空と緑に包まれながら、この場所に400年佇む楠のシンボルツリーがふたりの誓いを静かに見守ります。愛を誓うその瞬間、舞い降りるフラワーシャワーが、緑の景色にひときわ美しく映え、ここでしか叶わない、時を超えるセレモニーが生まれます。

披露宴の始まりとともに行う宴内人前式。列席してくださったすべての方々に見守られながら、ふたりが言葉を交わし、人生の節目を迎えるあたたかなセレモニーです。形式にとらわれず、ふたりらしく、感謝をその場で伝えられるのがこのスタイルの魅力。ご家族や大切な人たちと心がひとつになる、かけがえのない時間がそこに生まれます。